2012年8月18日土曜日

偶然にも…

 先日、中学時代の恩師訪ねてきましたが、直前に立ち寄った能登半島の先端 禄剛崎の灯台に行きました。その際に、偶然にも写真のように白い灯台にかかるような虹が出ていました。

 今までに何度も訪れたことがありましたが、このような綺麗な虹がかかっていたことは初めてでした。思わず、デジカメを取り出して撮影しましたが、なかなか上手く撮れなかったのは残念でした。

 でも、能登半島の先端に位置する白い灯台です。地元出身の私が自慢するのは、少々躊躇うことがありますが、天候に恵まれるとなかなか良い場所です。

 若い皆さんであれば、ステキなヒトを誘って一度訪ねてみることをおすすめします。
とりあえず、ご覧ください。


2012年8月16日 撮影
石川県珠洲市狼煙町にて



2012年8月17日金曜日

恩師を訪ねてきました

 暑い日が続いています。読者の皆さん、どうか熱中症に注意して下さい。
昨日、37年ぶりに中学3年生の時の担任の先生を訪ねてきました。

 本当に長い長いご無沙汰をしておりました。
いつの頃からか、はっきりとした記憶がないので分かりませんが、ずうーと気になっておりました。

 ところが、先日、高校の同窓生との会話の中で「先生、お元気にしておられますよ」との返答に、すぐに訪ねていくことを決めました。

 ずいぶんと長い空白があり、先生もご記憶があるかは定かではありませんでしたが、
私は、38年前の夏休みに先生とクラスの仲間でキャンプをして過ごした浜辺とお世話になった恩師を生涯忘れることができないでいました。

 ほんのわずかな時間でしたが、先生と楽しかった夏の日々を話して、感謝の気持ちを伝えてまいりました。本当にありがとうございました。

 このあとも、余程のことがない限り、忘れることができない「ふるさとの浜辺」とあの楽しかった「夏の日々」を提供して下さった「恩師」です。

 どうか、これからもお元気でお過ごし下さい。
今晩は、このあたりです。

2012年8月16日 撮影
石川県珠洲市三崎町にて


2012年8月2日木曜日

再び、酷暑の中でも…

 今日も暑い1日が終わろうとしています。

 本日で3日間連続で実習地訪問です。
ちょうど、前期の定期試験が終わる時期なので、何かと都合がいいのですが…

 それにしても、今夏は暑い日が続いております。皆さまの周りでも熱中症になった方はおられませんか…? 

 私も昼少し前から移動。実習地訪問を前にしていたので、ちょうど写真は撮れなかったのですが、36℃の外気温表示を見つけました。

 でも、実習地訪問を終えて、再びクルマで走り出した際に何とか写真を撮りました。
先ほどより少し下がって34℃でしたが、外で仕事をしておられる方々にとっては本当に酷暑かと思われました。

 また室内でも様々な環境がありますので、比較的厳しい条件下もあるかと思われますので、どうか体調には十分に留意しながら、勤務されるようにして下さい。

 今晩は疲れましたので、こんなところにしておきます。


2012年8月2日 撮影
岐阜県にて


2012年7月31日火曜日

酷暑の中…

 連日、暑い日が続いております。
実習生の皆さん、元気に実習に取り組んでいますか…?
 
 先ほども、大変お忙しいと思われる臨床実習の場である病院へ訪問に行ってきました。
2年前にお伺いさせて頂いた時には、病院は工事中でしたが、今は新しくなり本当に素敵な病院になっておりました。

 さて、この暑さの中、学生さん達は、毎晩毎晩レポートなどの課題に取り組まなければいけないこと、本当に大変なことかと思います。でも、永遠に続くわけではありません。

 7週間であったり、あるいは10週間などと各養成校で異なるのかもしれませんが、きちんと課題に取り組みながら、担当患者さんを診させて頂いたら終了です。どうか、少しの「つらさ」くらいで押しつぶされないようにして下さい。

 いま、ロンドンでは世界のトップアスリート達が一生懸命に競い合っています。彼らや彼女らの何年もの間にわたる努力に比べれば、アナタ方はそれ程努力してきているでしょうか?

 上には上のヒト達が沢山います。そんなことを考えてみて、少しだけ努力してみてはいかがでしょうか?

 今晩はこのくらいにしておきます。

2012年7月25日水曜日

気をつけて下さい

 昨日、そろそろ本格的な夏の訪れを喜ぶようなことを書きました。
でも、読者のみなさん(学生さんあるいは臨床の現場で頑張っている多くの方々)は、エアコン全開の勤務環境ではないと思っています。

 私も長く臨床の現場で仕事をしてきました。その際に、真夏の暑さには少し閉口したことがあります。幸い何ごとも無かったのですが、もう少し室温や湿度などが上昇していたら、どうなっていたのか分かりません。

 じっとりとして、随分と蒸し暑い環境の中で仕事をしてきた記憶が残っています。
もちろん、患者さんの方がツライ環境だったに違いありません。

 ですから、今、臨床実習に取り組んでいる学生さん達あるいは臨床の現場が好きで離れられない専門職の方々、数え上げれば、際限なくなってきます。

 今朝、JR岐阜駅で写真のような涼しげな光景を目にしてきました。医療・福祉現場にも写真のようなミストな環境があれば、少しは快適な現場になるかと思います。

 どうか、日常の臨床活動の中では、十分にお気をつけてお過ごし下さい。

2012年7月25日 撮影
JR岐阜駅にて



2012年7月24日火曜日

大空から鳥のような目線で…

 少しばかり梅雨空が戻ってきていたようでしたが、
今日からは真夏の日差しが戻ってくるような気配です。

 私の大好きな夏が復活してくれそうで楽しみです。ただ、近年は熱中症などで体調が悪くなったりする人が多くてあまり歓迎されていないようです…

 さて、昨日は梅雨空が終わりそうな気配でしたが、待ちきれずに気分転換を兼ねて岐阜城へ夜景を見に行ってきました。

 3年間、住んでいながらも、なかなか行くことができていませんでした。
ナビを頼りにしても金華山の麓にある市営駐車場がなかなか見つからずに、クルマでウロウロすること約30分。ようやく、駐車場にクルマをとめてロープウェーに乗り込みました。

 夏のこの時期には、午後10時30分までの営業になっていました。実は、夜帰宅する際に灯りが点いていることをクルマの中から確認しており、「ナイター営業(?)しているようだなぁ~」って思っていました。

 まえおきが長くなりました。ロープウェーで登ること約5分くらいだったでしょうか?
あっと言う間に岐阜市内の夜景が目の前に広がってきました…

 幸い、山頂からの眺めは濃尾平野全体に見渡せるくらいに晴れていたと思います。
岐阜市内はもちろん、大垣市方面、遠くは名古屋方面まで…

 そして眼下には木曽川と長良川の流れに街の灯りがゆれていました。
しばらく眺めていましたが、ふと「あの街の灯りの下で小さなことに気持ちをやきもきさせている自分」が見えてくるような思いがこみあげてきました…

 「あのチラチラする灯りの下で、つまらないことで泣いたり、怒ったり、イライラしたりしているんだなぁ~」って思うと同時に、鳥になって、もっと大空高くから下界を悠然と眺めるような気持ちにならなければいけないと帰宅した晩でした。

2012年7月23日 撮影
岐阜県にて


2012年7月13日金曜日

徹夜明けにて

 今朝、岐阜から金沢へ帰ってきました。理由は、昨夕から深夜前まで東海北陸自動車道が雨のために通行止めになっていたことがあります。

 いつもは高速道路を途中下車することは殆どありません。でも、今朝は雨があがっていたこともあり、途中から視界が良くなっているのではないかと考え、思い切って東海北陸自動車道を白川郷ICで下りました。

 そして、昨秋に夜で殆ど見ることができなかった展望台からの白川村の眺望を楽しむことができました。

 しかし、殆ど一睡もしておらず、帰宅と同時に睡魔に襲われております。この書き込みのあとに少しばかり仮眠をしようかと思っております。

2012年7月13日 撮影
岐阜県白川村荻町展望台にて

2012年7月10日火曜日

懐かしい思い出

 昨夕、学生さんと話していました。私が理学療法士になって1番最初に勤務した小児施設の恩師の話でした。

 ふと、気になって昔の資料を引っ張り出したところ、やはり、恩師の命日でした。

 ちょうど、1年前にも恩師が急逝されたことをこのブログで書いたと思います。当日、私は検査入院しており、その病院の救急部に恩師が運びこまれていたのでした…

 私は何も知らずにノンビリと入院病棟の方で過ごしていたはずでした。ただ、夜になって家人から電話連絡が入って、一晩中眠れない夜を過ごしたことを記憶しています。

 今から思えば、夏の暑苦しい晩だったのかもしれません。よく考えてみれば、私が学生だった約30年前は学生の部屋にはエアコンなんて全く設置されていなかったものです。

 私も自分の部屋にエアコンを設置したのは、就職した2年目くらいだったように記憶しています。ただ、当時と今では夏の気温に差があるかもしれません。

 当然、今の方が真夏の気温が高いように思えます。今年の夏は、どのような天候になるか分かりませんが、実習中の学生さんや勤務しておられる理学療法士の方々、あるいはその他のスタッフの方々、どうか体調にだけは留意してお過ごし下さい。

 さて、今晩最後としますが、本日、お昼休みに大学のホールで「ランチタイムコンサート」がありました。先日来、宗教主事の先生からの熱心なお声掛けを頂いていたので、参加させて頂きました。

 「『ソプラノ独唱』 日本の夏を歌います」 というようなチラシでした。
曲名の中に「浜辺の歌」ってありましたので、急いでホールに行きました。

 ちょうど終わったようなタイミングだったので、少々残念でしたが、あとの曲は聞くことができたので、疲れきった体と頭には本当に癒される思いでした。

 思わず、自分のふるさとの浜となつかしい浜辺での思い出を自分の心の中によみがえらせることができました。

 読者の皆さんも「なつかしい浜辺」を思い出しながら、頑張って下さい。

 今晩はこんなところにしておきます…

2007年8月 撮影
能登半島 珠洲市にて


2012年7月9日月曜日

実習が始まります

 明日(正確には今日です…)から、再び実習が始まります。
前回の実習後、わずかな休みしか無かったかもしれませんが、理学療法の学生最後の臨床実習です。是非とも、後悔しないように全力で頑張って下さい。

 ゼミ学生で動作分析の資料を送っていない学生さんには、明日の夕方以降にメールで送信するように致します。今しばらく、待っていて下さい。

 今夏の天候は猛暑になるかどうかも分かりませんが、どうか体調にだけは留意して下さい。体調を崩して実習を途中で断念することになれば、今までの努力が中断されるようなことになるかと思います。

 それから、理学療法の学生さん以外の読者の皆様へ、皆様も毎日厳しい業務に携わっていることと思います。是非とも、皆様も体調に留意して日々の厳しい業務に臨んで下さい。私も微力ながら、応援しながら何とか自分の仕事に向かおうと思っています。

 今晩はこのあたりです。

2012年6月29日 撮影
東海北陸自動車道下り ひるがのSAにて撮影


2012年6月21日木曜日

実習が終わります

 長かったと思っているヒト、あるいは短かったと思っているヒトとそれぞれかと思います。5月のゴールデンウィーク後から臨んでいた臨床実習が終わろうとしています。

 来週には大学へ無事に帰ってくると信じております。実習前は不安げな様子であった学生さん達が少しだけ理学療法士に近づいたような姿で帰ってくるのを本当に楽しみにしております。

 今は、ケース・レポートなどに追われるような時間を過ごしていることかと思っています。そのことに直面している時には本当に辛くて逃げ出したくなることがあったかと思っています。ただ、過ぎ去ってしまえば、良い思い出に変わることが多いかとも思っています。

 ともかく、あと2日間、一生懸命に頑張って大学に戻ってくることを楽しみに待っております。
今晩はこんなところです。


2012年6月22日 撮影
岐阜県 関市にて

 


2012年6月6日水曜日

それでも…

  少し更新をご無沙汰しておりました。発表はしませんでしたが、神戸で学会があったり、遠方の実習地訪問等がありました。

 幸いに遠方の実習地において実習生は何とか頑張っていました。心強く思いました。
ただ、訪問当日の夕方に少し強い揺れの地震がありました。やはり、関東地方ですから、昨年以来地震が頻発しているようです。

 さらに「竜巻」等の自然災害も発生しており、本当に安心して過ごすことができなくなってきている日本列島なのかもしれません。こうゆう時だからこそ、自分の周囲の方々(両親や兄弟、あるいは親しい友人等々)と温かい関わりを保ちながら、暮らしていかなければならないと考えています。

 もちろん、実習に臨んでいる学生さん達であれば、指導を受けているスーパーバイザーの先生であったり、その他の先生方々、あるいは目の前にいる患者さんやそのご家族であったりします。

 振り返ってみれば、私も臨床実習に臨んでいた時に担当していた患者さんやそのご家族から随分と励まされたことが記憶に残っています。スーパーバイザーの先生から叱られているのを見ていた患者さんが部屋に戻ってから、「先生(当時は学生でも先生と呼ばれることが多かったかもしれません…)、大変だね…でも、私はいいよ…」ってご夫婦で声を掛けて下さったことを憶えています。

 あれから、 もう31年が経ってしまっていますから…
ただ、何気なく声を掛けて下さったことかもしれませんが、指導者の先生から叱責されていた私にとっては忘れることができない言葉として心の奥底に残っています。

 そんな記憶も残っている臨床実習です。辛くもあるかもしれませんが、あとになって思い出すと、患者さんやそのご家族との何気ない会話の中で楽しかったことを思い出せるような実習であればいいと思っています。

 今晩はこんなところです。


2009年5月 撮影
岐阜県にて


2012年5月25日金曜日

再び実習地訪問

 昨日は朝から会議、講義、そして実習地の訪問と少しきつめの予定でした。
そのため、大学へ帰ってから少し休んでおりました。

 昨日、訪問させて頂いた実習病院は3年連続で学生がお世話になっており、私も3年連続で訪問しておりますので、少しばかり分かっている所です。

 いつも実習地訪問をさせて頂いて思うことですが、私個人的かもしれませんが、「学校で学生に十分に教えきれていないなぁ…」って感じます。

 最終的には、私個人の力不足なのだと思います。ただ、私の不十分さを臨床の大変お忙しい理学療法士の先生方は分かっておられ、学生さん達を思う大変強い責任感より、本当によく教えて下さっていると感じます。

 改めて、深謝致しますと同時に学生さん達はそのことを十分に理解した上で実習に臨んで頂きたいと願っています。

 今日は一旦、こんなところです。

2012年5月19日 撮影
石川県能登半島にて


2012年5月24日木曜日

頑張っていました

 今日も夕方にかけて実習地訪問に行ってきました。少しだけ予想に反して実習指導者の先生から良いお話を聞いてきました。本当によく頑張っており、嬉しく思いました。

 それに引きかえ「自分は…」って振り返って考えると、「本当に頑張っているのかなぁ…」って思わざるを得ません。

 明日も実習地訪問が1件入っております。学生さん達との再会を本当に楽しみしているのと、同時に約1年ぶりにお会いする実習指導者の先生との再会も楽しみにしております。

2012年5月19日 撮影
石川県輪島市にて 窓岩
 

2012年5月20日日曜日

半島へ

 18日(金)は岐阜から金沢へ移動しました。金沢市内にある自宅へ立ち寄り、少しばかり休憩。着替えてから、学生さん達が実習している病院へ出向きました。

 3箇所それぞれの病院で指導者の先生方より学生さん達の様子を聞いて、学生さん達とも実習で直面している課題などを聞きました。そして、実習地の指導者の先生方へ再度ご挨拶をした上で失礼致しました。

 一応、3人の学生さん達は何とか頑張っていました。私の学生時代の実習と比べて本当に頑張っていたと思いました。是非とも、継続していって欲しいと思います。

 3つ目の病院(W病院)を失礼させて頂いた後、私は能登半島にある実家に帰りました。早朝5時に大学を出発し、走行距離約360キロ。ようやく一日の仕事が終わりました。

2012年5月 撮影
輪島市千枚田にて

2012年5月 撮影
輪島港を望む

2012年5月 撮影
「能登ゆめてらす」より望む能登島



2012年5月18日金曜日

実習地訪問

 今日から学生がお世話になっております病院へ訪問に出かけます。
昨晩は大学で仮眠しましたので、早朝に大学を出発しました。

 とりあえず、東海北陸自動車道を一路石川県へ向かいました。途中、ひるがの高原で休憩しましたが、今朝の風景です。中には懐かしい風景の学生さんがいるかもしれませんね。しっかりとご覧下さい。

2012年 5月撮影
東海北陸自動車道下り ひるがの高原SAにて








2012年5月10日木曜日

元 理学療法士で、いまリハビリテーション専門医の先生

 先日、リハビリテーション専門医である T.I 先生(先生個人から許可を頂いていないので、とりあえずイニシャルにしておきます)とお会いする機会がありました。先生とは約2年前、あるセミナーでお会いしたことが初めてでした。

 先生は、かつて理学療法士として勤務された後に医師になり、現在はリハビリテーション専門医としてご活躍されておられます。

 初めてお会いした時、私は何気なく「以前、リハビリテーション専門医の先生にはよく叱られました…」って話すと、即座にT.I 先生は「どうして怒らないといけないの…?」って返答されたのに驚いたことがはっきりと記憶に残っています。

 そして、今では「この先生であれば、簡単には部下を叱りつけることはないだろう…」って思うようになっています。

 それくらい人間的に魅力のある先生だと思っています。実習に行っている学生さん達も是非とも素晴らしい先生方との出会いを持てるように頑張って下さい。

今晩はこんなところです。

2005年4月 撮影
富山県高岡市にて

2012年5月9日水曜日

楽しかった実習

 31年前、金沢から仙台市郊外の小児施設へ臨床実習に行きました。
9月下旬から12月初旬まででした。
 
 その実習先で学校は違っていましたが、同じ理学療法学科学生さん達との出会いがありました。卒業後は、それぞれに勤務先は異なっており、学会でもお会いすることがありませんでした。

 でも、縁というものは不思議なもので、現在の養成校へ着任してみると、近隣の病院で勤務しておられる方が1名おられました。

 本当に再会を楽しみしておりましたし、再会した時にはお互いに年をとったことを実感したものです。ただ、実習中はお互いに助け合ったり、土日は遊んだりと楽しかった思い出が残っております。

 また私だけかもしれませんが、同じ実習生どうしではありましたが、「負けられないなぁ…」って思ったりした記憶が残っています。

 だから、実習による「出会い」って、患者さんや指導者の先生方だけではありません。
同じ道を志している学生達との出会いにも恵まれるかもしれません。一期一会という言葉を胸に「素敵な出会い」にできるようにアナタ方も頑張って下さい。

 今日はこんなところにしておきます。

2012年5月 撮影
能登半島 志賀町にて


2012年5月7日月曜日

初めての患者さん

 以前にも、このブログで書いたかもしれません…
今から31年前、私も臨床実習に行きました。できの悪い学生でした。

 ただ、初めて担当させて頂いた患者さんのことは今でもはっきりと憶えています。
もちろん、名前もフルネームです。障害像も少しだけ漠然としておりますが、記憶しております。

 おそらく、それだけ実習期間中、一生懸命に取り組んだからと思っています。
今日から実習が始まった学生さん達も「一生忘れることができないくらいの患者さん」として担当してきて下さい。

 それくらいに真剣に取り組めば、おそらく大丈夫でしょう。
アナタ方の家族あるいは親戚だと思って真剣に臨むようにして下さい。

 恩師から頂いた言葉に「ある患者の疾病は、診療者にとって数多くの疾患の一つであるが、患者にとっては全てである」とあります。

 皆さんもこの言葉を是非とも肝に銘じて実習に臨んで下さい。
今晩はこんなところです。

2012年3月 撮影
遠くに立山連峰を望む 能登半島にて

2012年5月6日日曜日

実習がんばって下さい

 明日から臨床実習がスタートする学生さん達へ
不安でいっぱいかもしれませんが、ここは乗り切るしかありません。

 偉そうなことを言っている養成校の先生方でも、かつては一学生だったはずです。
臨床実習を目の前にしてきっと不安だったはずです。

 ましてや、学校から遠方の実習病院であれば、同級生からも離れていることが多いかもしれませんが、そこは学生さん達のバイタリティで乗り越えるようにしていって下さい。

 こんなことを偉そうに書いている私も不安でいっぱいだったり、寂しい実習地での宿舎生活を送ったものです。

 ただ、ものごとは考えようです。遠方であれば、時間的に余裕のある時には近くの観光地へ出かけていくことも一案です。私もこのブログで紹介したと思いますが、宮城県の方へ実習でお世話になったのです。

 今となっては、本当に良い思い出になっております。本当にできるだけ近いうちに訪ねてみたいと思っております。

 皆さんも明日からの実習を遠い将来にわたって大切な思い出にできるように努力して下さい。今晩はこんなところです。

2012年4月18日水曜日

金沢でも

 先週末、金沢に帰りました。
北陸の町 金沢でも桜の花が満開になっておりました。
たくさんの人たちが遅かった春を満喫するかのように出かけていたようです。

 かつて学生の頃、時おり市内中心部にある兼六園に花見に出かけたものでした。
ちょうど、31年前にはこの桜が満開の時期に金沢をあとにして少し離れた臨床実習病院へ出かけて行った記憶がよみがえってきました。


2012年4月15日 撮影
金沢市にて
2012年4月15日 撮影
金沢市兼六園にて
2012年4月15日 撮影
金沢市兼六園にて

2012年4月13日金曜日

 今年の冬はいつもの年と比較していささか厳しい天候だったかと思っていました。
4月に入り、ようやく春らしい日になってきました。

 新年度のオリエンテーションも終わり、ようやく今週から授業が開始となりました。
昨日、雑誌の新刊を読むために図書館を訪れたところ、窓際から眼下の桜が満開になっているのを見つけました。

 着任して3年目にして、ようやく気が付きました。学生さん達には、この桜を眺めながら勉強することができることに感謝しながら、充実した学生生活を送ってもらいたいと思っています。

 今日はこんなところです。

2012年4月 撮影
岐阜県にて


2012年4月4日水曜日

新刊書

 先日、書店の専門書コーナーで興味深い新刊書を見つけました。

 いま、読みつつありますが、本書のまえがきの中で著者が「現在のリハビリテーションに関連する職種である理学療法や作業療法の教育では、子どもの発達について詳しく教えているところはほとんどないであろう」と指摘しておられます。

 確かに、日頃の忙しさを理由に、学生さん達に子どもの「発達」について詳しく話してきていないかもしれません。

 これを機会に、改めて子どもの「発達」について考えてみることとし、学生さん達にもできる限り「発達」について講義の中で伝えていきたいと思います。
 

2012年3月18日日曜日

頼もしい存在です

 昨日はかつての恩師が古希(70歳)を迎えられました。

 私は学生の頃、恩師がまだ30代後半という若さもあり、少し年の離れた兄貴分のような存在だったように記憶しております。ただ、私も20歳を過ぎた若造でもあり、いささか恩師に対しては反抗的であったと思います。

 あれから約30年が過ぎました。私は臨床の現場で仕事を続けていくことを考えておりましたが、縁があって、教員という立場で理学療法学科の学生さんたちを教育する立場になりました。4月でちょうど3年が過ぎようとしています。

 日ごろ、学生さん達を見ておりますと、
かつて自分が「恩師の言うことを十分に聞くことなく、好きなことをやっていたこと」を反省させられることがあります。

 その度に、「もう少し学生時代に恩師の言うことを素直に聞いて、勉強や実習等に取り組んでいれば良かったなぁ~」と感じます。

 だた、いま私の周囲にいる学生さん達をよく見ていると、本当に素直に勉強や実習等に取り組んでいる姿を見かけます。日頃の自分の不勉強を反省させられることもあります。

 またこちらからの無理な頼みごと(オープンキャンパスなどへの協力依頼)にも、嫌な顔一つせずに嬉々として取り組んでくれている姿も見かけます。そんな学生さん達を見ていると、こちらも力が沸いてくるような気持ちになります。

 一方、恩師はかつての私のような不埒な存在はきっと歯痒い思いをして見守って下さっていたことと思います。そんな反省を含めて学生さん達には感謝していきながら、自分が恩師から教えて頂いたことを少しでも伝えていけたらと考えております。

 今日はこんなところです。





2012年3月8日木曜日

もしも…

 私が理学療法の学生だった頃、あるいは理学療法士になってからも様々な人たちとの出会いありました。

 そんな方々を思い出す時は、私の場合は大抵、自分が辛かったり苦しかったりする時です。しかも、すでに亡くなってしまっている故人が殆どです。

 「かつての恩師はどう応えてくれるだろう…?」あるいは「亡くなった友人ならば、全てを笑いながら聞いてくれるだろう…」等々、本当にいろいろなことを思い出します。

 でも、感傷に浸ってばかりいても前には絶対進みません。一歩が無理ならば、半歩でもいい。半歩が無理ならば、その半分でも…

 後ろを向いて逃げることは簡単です。でも、半歩の半分でもいいから前に出る努力を続けていけば、必ず前に進めるはずです。

 いま、理学療法士を目指すアナタ達は少しでもいいから前に進むことです。自分が傷つくことを恐れないで下さい。前に進まないと未来は開けてこないのです…

 偉そうなことを言っていますが、恩師やセラピストになれずに亡くなってしまった友人達がどこかで笑っているような、そんな気がします…

 「アナタも前に進まないとダメだよ…」って聞こえてくるような感じがしてなりません…
今日はこんな処です。


2007年8月15日 撮影
石川県珠洲市にて富山湾を望む


2012年3月7日水曜日

再掲、医療従事者になるならば、簡単にあきらめないこと

 理学療法士を目指している学生さん達は必ず臨床実習を経験しなければいけません。
ここでは、詳しい時間等条件を述べることは致しません。

 かつて臨床の現場で仕事をしていた時には多くの学生さん達が実習にやってきていました。
非常に優秀な学生さんから途中で止めてしまった学生さんまでいた記憶があります。

 ただ、途中でやめてしまった学生さん達には、一度の失敗だけで諦めることなく、「どうしても理学療法士になりたい」という気持ちが続いているようであれば、再度チャレンジされてみられることを応援したいと考えます。

一昨年の夏、石川県から岐阜県へ向かう際に、長良川の急流で写真の如く、カヌーを楽しんでおられた方々を見ました。たとえは適切ではありませんが、カヌーを楽しむかのように臨床実習に望む気持ちがあってもいいのではないでしょうか?

  目標に向かって最後まで諦めることなく、
何回でも立ち直っていく気迫が時には必要です。

2010年8月 撮影
岐阜県にて





2012年3月1日木曜日

はじめての患者さん

 更新ができなくて失礼致しました。
臨床実習の学生さん達はすでに実習が終わり、殆どが大学に戻ってきています。

 実習は如何だったでしょうか…?
皆さんなりに苦労されたり、悩んだりあるいは「何とか頑張ってこれたから、次の総合実習も頑張れるぞー」って思っておられる方など、さまざまかと思います。

 どちらにしても、まだ2週間しか、体験していません。
これで自信を無くしたり、あるいは妙な自信を持ってもらっても如何でしょうか…

 ともかく、この先のことを考えて、
再度、しっかりと勉強を重ねるように努力して下さい。

 それから、はじめて担当した患者さんのこと、
忘れないようにして下さい。貴方のことを学生と思いながらも、セラピスト(理学療法士)と同じように思って接して下さったのではないでしょうか?

 そのひたむきな姿に対して真摯に応えてあげるように日々努力して下さい。
そして、初めて担当した患者さんのこと一生忘れないようにして下さい。

 私も30年前に初めて担当した患者さんのことは、いまだに名前をしっかりと記憶しております。また疾患名も記憶しております。もうおそらく…感謝致しております。
今晩はこんなところです。

2012年2月14日火曜日

臨床実習で困った時には…

 専任と非常勤で勤務している大学のそれぞれの3年生が臨床実習(評価)に入っています。
たぶん、学生さんたちはそれぞれに戸惑っていることが沢山あると思います。

 思い出せば、自分も約30年前に実習に取り組みましたが、わからないことばかりでした…ただ、多くの患者さんから学んだことがたくさんあったような記憶が残っています。

 どうか、今実習に臨んでいる学生さんたちも患者さんから多くのことを学ぶようにしてもらいたいと考えております。

 取り急ぎ。また続きは夜にでも。



2012年2月8日水曜日

発達障害とは?

 もう一冊ご紹介させて頂きます。

 かつて、私は18年間、理学療法士として肢体不自由児施設に勤務してきました。
その時、「発達障害」ということを使ったり、聞いたりしたことはあったと思います。ただし、寝返りをする、おすわりをする、立ち上がる、歩く…という「運動発達」に関する障害を意味していたと記憶しています。

 しかしながら、現在、使用されている「発達障害」は全く違うことを定義しています。
本当に恥ずかしい話しです。

 今から11年前に肢体不自由児施設を退職し、4年6ヶ月間学生と非常勤理学療法士という身分で高齢者施設を中心に勤務してきたこともあり、2005(平成17)年に施行された「発達障害者支援法」を殆ど知らなかったというわけです。

 もちろん、理学療法士であり続けたことには間違いないわけですから、「発達障害」という分類、定義・概念、症状などをきちんと勉強してこなかったことを反省しております。
 
 以上のような理由から、「発達障害」をきちんと理解する目的で、最近出版された新書本を読んだ次第です。

 かつては「発達障害」を持つ子どもさん達などを作業療法士が担当していたと思います。しかし、これからは理学療法士も担当することがあるだろう、あるいはすでに担当しておられる方々がおられるだろうということで「発達障害」を正しく理解するためにもお薦めしたい一冊として挙げさせてもらいます。

 とりあえず、読了。

2012年1月11日水曜日

最近読んだ本 その2

 昨日に続き、もう一冊ご紹介させていただきます。
  
 私達日本人は「日本」という国が、少子高齢社会になってしまっていることを承知していることかと思います。

 しかしながら、全ての日本国民がそのことの深刻性を認識しているとは思えません。このようなことを言っている私自身でさえも忘れてしまうことが度々あります。

 日本は本当に豊かな国になっていると思われがちですが、その影で少しずつ進行してきているのが「高齢社会」が抱えるさまざまな問題です。
 
 介護放棄」「認知症の合併症による周囲とのトラブル」「疲弊する介護職員」「在宅介護と家族の介護ストレス」等々…具体的にあげれば際限が無いくらいかもしれません。

 本書の著者は大学を定年退官後も現役で診療活動に携わる医師であり、臨床活動の中でみてこられた患者やその家族の姿を具体的に報告されております。

 現在の日本における超高齢者(85歳以上)の抱える多くの問題を取り上げながら、随所に図表もあり理解しやすい内容となっています。

 日本中の老若男女、すべての人たちが読まれること、そしていまの日本が抱えている大きな問題に改めて注目しつつ、今後どうあるべきかを考えるために是非ともお薦めしたい一冊です。


 ひとことで表現するのであれば、他人ごとではない。日本人全体で早急に取り組む必要性がある。

2012年1月10日火曜日

最近読んだ本

 しばらくぶりの更新です。
 この年末・年始ですこしばかり本(専門書ではなく、一般書です)を読むことができましたので、皆様にご紹介と私の読後感をお伝えしていくことができるかと思います。

 まずは、私が理学療法士として比較的長く関わることが多かった重い障害を持つ方々に関する著書です。内容的なことは本書を読んで頂くことにして、個人的な感想です。

 数年前、私が勤務していた病院で、ある理学療法士が「『重度心身障害児・者は担当しない。理由はかつての養成校の先生が重度心身障害児・者は治療効果が無い』とおっしゃっていましたから…」と平然と言い放ったことがありました。

 私はかつて学生だった頃、恩師からは「患者を選ぶようなこと」を教わった記憶は一切ありません。また恩師も「患者を選ぶような理学療法士」ではないと信じております。

 だから、私はそのような言葉を聞いた時、個人的に非常に衝撃を受けました。その理学療法士の方に是非とも、この著書を熟読することをお薦めしたいと思います。

 第3章では、日本における「重症心身障害児施設」ができるまでの歴史的な経緯が記述されており、大変参考になった。