2010年10月16日土曜日

第37回国際福祉機器展 その2

お待たせ致しました…
大学での後期授業が本格的に始まった為になかなか更新できずにいました…

写真1 東京ビッグサイトにて
2010年10月撮影
 前回、ご報告致しました「国際福祉機器展」に関してですが、理学療法士を目指している学生さんや若い理学療法士の方には馴染みが無いかもしれません。

しかしながら、写真1のように会場では各種のセミナーや各社からの新製品に関するワークショップ等で各会場では所狭しと熱心な人たちがあふれかえっていることがあります。

中には、世界トップレベルの車いすなどの新製品の発表があり、理学療法士としては「世界のレベル」を知ることができます。


写真2 東京ビッグサイトにて
2010年9月撮影
また、多くの一般市民の方々やユーザーの方々が訪れています(写真2)。
ですから、どのような「モノ」が望まれているのかを、リサーチすることも可能かと考えています。

近年、理学療法士、あるいは理学療法を志す学生さん達の中では「学会至上主義」みたいな風潮があるかと考えられます。

この点については、機会があれば改めて取り上げてみたいと考えています。

ただ、理学療法士が学術活動として研究活動をするのは間違っていないかと思いますが、臨床の現場で患者さんが使用する補助器具(福祉機器)を知らないではすまされないのではないでしょうか?

写真3 東京ビッグサイトにて
2010年9月
 このようなことを偉そうに言っている自分も非常勤で勤務している子どもさん達が通う「発達センター」で調節することができなかった歩行器(写真3)について、会場で説明していただきました。

取り扱い業者の方々、本当にありがとうございました。今後ともよろしくお願い致します。

しっかりと調節できるようになり、臨床の現場で子どもさん達に使用していただこうかと考えております。

2010年10月1日金曜日

第37回国際福祉機器展

写真1:(東京ビッグサイトにて 2010年9月撮影)

本日(9月30日)、東京で開催されている第37回国際福祉機器展へ参加してきました。
昨年に引き続き2年連絡の参加です。

理学療法士を目指しておられる学生さんであれば、あまりご存じないかと思います。

一方、理学療法士として勤務されておられる方には一度はお聞きになったことがある催しかと思います。

かつて、肢体不自由児施設で勤務していた頃は、毎年出かけていくようにしておりました。

理由は、脳性麻痺の子供さんたち等が使用する目的で開発された最新の車いすや座位保持装置が展示されているからです。

やはり、できるだけ新しい機器であり、できるだけ運動機能を補助する器具をリサーチしておく必要があると思っているからです。
この考えは、いまも変わっていません。

写真2:(東京ビッグサイト 2009年9月撮影)
※今年はうまく撮影できなかったので昨年のものを使用しています

毎年、会場内は本当に沢山の人たちで混雑しています。なかでも、驚くのは大勢のユーザーやその家族の方々の大変熱心な参加です。

やはり、「できる限り良いものを…」というお考えのものかと思えて仕方がありません。

各ブース前では、ユーザーと各企業の担当者との熱心な会話や質問等が繰り返されています。

理学療法士を目指している学生さんや若い理学療法士の方で福祉機器(補助器具)にご興味をお持ちの方は是非ともご参加されてはいかがでしょうか?

次回以降、少しだけ詳しくご報告できるかと思います。お楽しみにしていて下さい。