2012年3月18日日曜日

頼もしい存在です

 昨日はかつての恩師が古希(70歳)を迎えられました。

 私は学生の頃、恩師がまだ30代後半という若さもあり、少し年の離れた兄貴分のような存在だったように記憶しております。ただ、私も20歳を過ぎた若造でもあり、いささか恩師に対しては反抗的であったと思います。

 あれから約30年が過ぎました。私は臨床の現場で仕事を続けていくことを考えておりましたが、縁があって、教員という立場で理学療法学科の学生さんたちを教育する立場になりました。4月でちょうど3年が過ぎようとしています。

 日ごろ、学生さん達を見ておりますと、
かつて自分が「恩師の言うことを十分に聞くことなく、好きなことをやっていたこと」を反省させられることがあります。

 その度に、「もう少し学生時代に恩師の言うことを素直に聞いて、勉強や実習等に取り組んでいれば良かったなぁ~」と感じます。

 だた、いま私の周囲にいる学生さん達をよく見ていると、本当に素直に勉強や実習等に取り組んでいる姿を見かけます。日頃の自分の不勉強を反省させられることもあります。

 またこちらからの無理な頼みごと(オープンキャンパスなどへの協力依頼)にも、嫌な顔一つせずに嬉々として取り組んでくれている姿も見かけます。そんな学生さん達を見ていると、こちらも力が沸いてくるような気持ちになります。

 一方、恩師はかつての私のような不埒な存在はきっと歯痒い思いをして見守って下さっていたことと思います。そんな反省を含めて学生さん達には感謝していきながら、自分が恩師から教えて頂いたことを少しでも伝えていけたらと考えております。

 今日はこんなところです。





2012年3月8日木曜日

もしも…

 私が理学療法の学生だった頃、あるいは理学療法士になってからも様々な人たちとの出会いありました。

 そんな方々を思い出す時は、私の場合は大抵、自分が辛かったり苦しかったりする時です。しかも、すでに亡くなってしまっている故人が殆どです。

 「かつての恩師はどう応えてくれるだろう…?」あるいは「亡くなった友人ならば、全てを笑いながら聞いてくれるだろう…」等々、本当にいろいろなことを思い出します。

 でも、感傷に浸ってばかりいても前には絶対進みません。一歩が無理ならば、半歩でもいい。半歩が無理ならば、その半分でも…

 後ろを向いて逃げることは簡単です。でも、半歩の半分でもいいから前に出る努力を続けていけば、必ず前に進めるはずです。

 いま、理学療法士を目指すアナタ達は少しでもいいから前に進むことです。自分が傷つくことを恐れないで下さい。前に進まないと未来は開けてこないのです…

 偉そうなことを言っていますが、恩師やセラピストになれずに亡くなってしまった友人達がどこかで笑っているような、そんな気がします…

 「アナタも前に進まないとダメだよ…」って聞こえてくるような感じがしてなりません…
今日はこんな処です。


2007年8月15日 撮影
石川県珠洲市にて富山湾を望む


2012年3月7日水曜日

再掲、医療従事者になるならば、簡単にあきらめないこと

 理学療法士を目指している学生さん達は必ず臨床実習を経験しなければいけません。
ここでは、詳しい時間等条件を述べることは致しません。

 かつて臨床の現場で仕事をしていた時には多くの学生さん達が実習にやってきていました。
非常に優秀な学生さんから途中で止めてしまった学生さんまでいた記憶があります。

 ただ、途中でやめてしまった学生さん達には、一度の失敗だけで諦めることなく、「どうしても理学療法士になりたい」という気持ちが続いているようであれば、再度チャレンジされてみられることを応援したいと考えます。

一昨年の夏、石川県から岐阜県へ向かう際に、長良川の急流で写真の如く、カヌーを楽しんでおられた方々を見ました。たとえは適切ではありませんが、カヌーを楽しむかのように臨床実習に望む気持ちがあってもいいのではないでしょうか?

  目標に向かって最後まで諦めることなく、
何回でも立ち直っていく気迫が時には必要です。

2010年8月 撮影
岐阜県にて





2012年3月1日木曜日

はじめての患者さん

 更新ができなくて失礼致しました。
臨床実習の学生さん達はすでに実習が終わり、殆どが大学に戻ってきています。

 実習は如何だったでしょうか…?
皆さんなりに苦労されたり、悩んだりあるいは「何とか頑張ってこれたから、次の総合実習も頑張れるぞー」って思っておられる方など、さまざまかと思います。

 どちらにしても、まだ2週間しか、体験していません。
これで自信を無くしたり、あるいは妙な自信を持ってもらっても如何でしょうか…

 ともかく、この先のことを考えて、
再度、しっかりと勉強を重ねるように努力して下さい。

 それから、はじめて担当した患者さんのこと、
忘れないようにして下さい。貴方のことを学生と思いながらも、セラピスト(理学療法士)と同じように思って接して下さったのではないでしょうか?

 そのひたむきな姿に対して真摯に応えてあげるように日々努力して下さい。
そして、初めて担当した患者さんのこと一生忘れないようにして下さい。

 私も30年前に初めて担当した患者さんのことは、いまだに名前をしっかりと記憶しております。また疾患名も記憶しております。もうおそらく…感謝致しております。
今晩はこんなところです。