2012年6月6日水曜日

それでも…

  少し更新をご無沙汰しておりました。発表はしませんでしたが、神戸で学会があったり、遠方の実習地訪問等がありました。

 幸いに遠方の実習地において実習生は何とか頑張っていました。心強く思いました。
ただ、訪問当日の夕方に少し強い揺れの地震がありました。やはり、関東地方ですから、昨年以来地震が頻発しているようです。

 さらに「竜巻」等の自然災害も発生しており、本当に安心して過ごすことができなくなってきている日本列島なのかもしれません。こうゆう時だからこそ、自分の周囲の方々(両親や兄弟、あるいは親しい友人等々)と温かい関わりを保ちながら、暮らしていかなければならないと考えています。

 もちろん、実習に臨んでいる学生さん達であれば、指導を受けているスーパーバイザーの先生であったり、その他の先生方々、あるいは目の前にいる患者さんやそのご家族であったりします。

 振り返ってみれば、私も臨床実習に臨んでいた時に担当していた患者さんやそのご家族から随分と励まされたことが記憶に残っています。スーパーバイザーの先生から叱られているのを見ていた患者さんが部屋に戻ってから、「先生(当時は学生でも先生と呼ばれることが多かったかもしれません…)、大変だね…でも、私はいいよ…」ってご夫婦で声を掛けて下さったことを憶えています。

 あれから、 もう31年が経ってしまっていますから…
ただ、何気なく声を掛けて下さったことかもしれませんが、指導者の先生から叱責されていた私にとっては忘れることができない言葉として心の奥底に残っています。

 そんな記憶も残っている臨床実習です。辛くもあるかもしれませんが、あとになって思い出すと、患者さんやそのご家族との何気ない会話の中で楽しかったことを思い出せるような実習であればいいと思っています。

 今晩はこんなところです。


2009年5月 撮影
岐阜県にて


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