2011年9月14日水曜日

実習報告会

 今日、本学4年生の総合臨床実習報告会がありました。
各教員で分担しておりますので、12名の学生が発表するのを2名の教員で聞いていました。

  結論から言うと、「少し成長していた学生」あるいは「あまり変化が見られなかった学生(良い方向への)」が殆どであったと思いました。

 ひとつだけ、気になった点がありました。
それは、学生が担当して報告した「患者さん」がほぼ全てが高齢者であり、転倒による「骨折」の患者さんだったのです。

 たしかに、ご協力頂いている「臨床実習先」の病院・施設の患者さんですから、私からとやかく言うことではありません。ただ、あまりにも転倒による受傷する高齢者の方々が多いという現実を突きつけられた気がしてなりません。

 もちろん、日本は未だ嘗てない「高齢社会」を経験しているわけですから、当たり前と言えば当たり前過ぎることなのだと考えるしかないのだと思います。

 かくいう、私も50歳を過ぎてしまい、「いつ」「どこで」倒れても仕方のないことなのかもしれません。できることであれば、そうならないように願っても神のみぞ知ることなのだと思って生きていかなければならないのでしょう。

 だからこそ、日々の過ごし方を真剣に考えていかなければならないのだと思います…
若い学生さんや臨床の現場で頑張っている若い理学療法士の方々には、まだまだ理解し難いことなのかもしれません。

 しかし、人間だれしも年老いてくるものだということ、
「どこか、肝に銘じておかなければならない」と思うしかないのでしょう。

 私のかつての恩師であった N.T 先生はいつも「覚悟」をして生きておられたように思えて仕方がありません。学生さん達の実習報告から、また自分の人生を考えさせられたような1日でした。

  今晩はこの辺りです。

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