(写真:石川県能登半島 珠洲市 2006年8月撮影 高校生まで毎日この海を見て育ちました…)
6月30日です。
今日で私は51回目の誕生日を迎えました。
31年前、1979年6月30日(ちょうど二十歳の誕生日でした)
今でもはっきりと記憶に残っていますが、土曜日でした。
私は昼飯を学生食堂でとった後、二階にあるテラスで作業療法学科の友人(と言っても、私より約10歳ほど年上で一度大学生活を経験されてから、当時の養成校に入学してこられた方でした)と二人でノンビリとしておりました。
私はUさん(ウーさんとしておきましょう…)と何気なく話しをしている中で、
「今日が二十歳の誕生日なんだ…」と言うと、すかさずUさんは「今日から二十歳になったんだったら、その辺の食堂で食い逃げをやっても、実名で報道されるぞ…」と言われました。
私は「二十歳になるって、そういうことなんだ…」って感慨深げに思った記憶がいまだに残っています。 その日は、夕方から翌朝までUさんの下宿で一夜を語り明かして、日曜日の朝に土砂降りの中を自分の下宿へ帰った光景がいまだに目に焼き付いています。
あれから31年が過ぎてしまいました…
少しぐらいしか進歩していない自分がここにいるような気がします。
一方、Uさんはあれから約3年後に作業療法士になることを断念し、故郷の福島へ帰っていかれました。その後、学習塾の講師や家庭教師を勤められました。その間、2度ほどお会いする機会があったと記憶しています。しかしながら、10年前の秋に突然他界されてしまいました。
「いま、お元気でおられたら、たくさん話したいことがあるなぁ…」と考え込んでしまうことがあります。 私にとっては「大人になるということは…」と一番最初に教えて下さった方のなのかもしれません。
毎年、誕生日を迎えると必ず思い出します。
楽しかった青春の日々の誕生日の思い出です。
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